ジンバルで映画風動画を撮る5つのテクニック
スマホジンバルを手に入れたら、次のステップは「映画のような映像」を撮ることです。高級なカメラがなくても、ジンバルと撮影テクニックを組み合わせれば、シネマティックな動画は十分撮影できます。この記事では、ジンバルを使った5つの実践的なテクニックを紹介します。
テクニック1:スローパンニング — 被写体を静かに追う
パンニングは、ジンバルを左右に回転させて、被写体を追う撮影方法です。映画風に見せるコツは「スローに、ゆっくり」を心がけることです。
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例えば、街中で人物を撮影する場合、その人が歩く速度に合わせて、ジンバルもゆっくり回転させます。急いで回転させると、テレビ番組のような軽い感じになってしまいますが、スローに動かすと、映画のワンシーンのような重厚感が出ます。
パンニングの速度は、アプリから調整できます。初心者は「中程度の速度」から始めて、何度も撮り直してみるのが上達の近道です。
テクニック2:ドリーイン&ドリーアウト — カメラの前後移動
ドリーイン(カメラが被写体に近づく)とドリーアウト(カメラが被写体から遠ざかる)は、映画で頻出の技法です。ジンバルを持ちながら、スマートフォンを被写体に向けたまま、あなた自身が前後に移動します。
ドリーインは、重要な被写体をクローズアップして強調する時に使います。商品紹介動画では、商品の全体から始まり、ドリーインで重要な部分(ロゴ、機能、テクスチャ)に向かって進みます。
ドリーアウトは、その逆で、クローズアップから引いて全体像を見せる時に使います。Vlogで、人物のアップから始まり、周囲の風景を見せるといった使い方がよくあります。
重要なポイントは「ゆっくり移動」することです。1秒間に30cm程度の速度が映画的に見えます。
テクニック3:クレーン撮影 — 上下の動き
ジンバルのチルト機能(上下回転)を使って、低い位置から高い位置へ(またはその逆へ)カメラを動かすのがクレーン撮影です。映画では、ドラマチックなシーンで頻繁に使われます。
例えば、地面の花をアップで撮影しながら、ゆっくり上方へ向かうと、その花が咲いている風景全体が明かされるという、とても映画的な表現ができます。
クレーン撮影は、建築物や風景の「発見」を表現するのに効果的です。タテ構図(ポートレート向き)で撮影すると、さらにドラマチック感が増します。
テクニック4:360度パン — 被写体の周りを一周
被写体を中心に、ジンバルを360度一周させる撮影方法です。人物や商品の全体像を見せるのに最適な表現です。
撮影のコツは、被写体をフレームの中央に固定し、カメラだけが回転するようにすることです。多くのジンバルには「フォローモード」があり、被写体を自動追跡する機能もあります。
商品紹介動画では、この360度パンで商品をぐるっと見せることで、視聴者に商品の形状や質感を立体的に理解させることができます。
テクニック5:ハイアングル&ロウアングルの組み合わせ
ハイアングル(上から撮影)とロウアングル(下から撮影)を組み合わせて、シーンに奥行き感をつけるテクニックです。
例えば、街中の撮影で、まずハイアングルで全体の風景を見せた後、被写体にドリーインしながラウアングルに切り替えると、視聴者を被写体へ引き込むような映画的な演出ができます。
このテクニックは「視点の変化」を視聴者に与えるため、単調な映像を避けることができます。
映画風動画を撮る時の3つの心得
1. 動きは「遅く」「滑らかに」
映画的に見えるジンバル撮影の最大の秘訣は「ゆっくりした動き」です。つい派手な動きをしたくなりますが、グッとこらえて、スローに撮影することをおすすめします。
2. フレーミング(構図)にこだわる
ジンバルで滑らかな動きを実現しても、構図が雑では台無しです。水平線が水平に、被写体が適切にフレームに収まるように意識しましょう。
3. 編集でリズムを整える
複数の撮影シーンを編集でつなげる時、色温度や照度が急に変わらないようにしましょう。また、カットごとのテンポを揃えることで、全体的にプロフェッショナルな印象になります。
実践例:30秒の短編を撮ってみよう
これまで紹介した5つのテクニックを使って、30秒の短編を構成してみました。参考にしてください。
(1)ロウアングルから始まり、被写体(人物や商品)をドリーインで捉える(5秒)
(2)スローパンニングで被写体を追う(8秒)
(3)360度パンで被写体の周りを一周(7秒)
(4)ハイアングルでクレーン撮影し、周囲の風景を見せる(5秒)
(5)ドリーアウトで全体を引いて終わる(5秒)
このような流れで撮影すれば、わずか30秒でも映画のような映像が作れます。最初は難しく感じるかもしれませんが、繰り返し練習することで、次第にコツがつかめます。
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